先ずは今やブログ界の寵児(笑)読売新聞の社説(10月3日付)から
素直に偉業を称えればいいのに、どうしてもファンの夢をこわしたストに話を持っていきたいようです。
野茂もイチローもそして元巨人の松井秀喜もみんな日本のプロ野球に見切りをつけてメジャーへ行ったわけで、見切りをつけた対象は人間関係であったり馬鹿なマスコミや観客であったりビジョンを持たない無能な球団経営者であったりと様々ですが少なくとも一緒にプレーしていた選手たちではありません。
彼らは今回のストについて否定的な意見や考えを表明していないし、「ファンの夢をこわした」とも思っていないでしょう(もちろん全面的に指示すると発言したこともありませんが)。牽強付会は良くありません。
もう一つは日本商工会議所山口信夫会頭の談話(読売新聞)
こちらは単なる日本語のハナシです。
胡散臭い言い方が定着しつつあるので(してしまったかも)何とか阻止しようとしてるんですが(笑)「勇気や感動を与える」という表現に違和感を感じませんか?
感動は与えたりもらったりするものではなく「(自ら)する」ものです。勇気という言葉を使うなら「勇気づける」というべきでしょう。「夢を与える」も同じです。
知性や品格を期待すべくもないTVタレントやアナウンサーもどきが使うのはあきらめるとしても、天下の商工会議所会頭の談話としてはイカガナモノカです。もちろんご本人ではなく秘書(?)が書いたのでしょうが、新聞に掲載されることは承知されてたはずだけにどこかで引っ掛かってほしかったと思います。