2004年09月25日

古田の2000本安打

古田敦也が今日(25日)の広島戦で2安打し2000本安打まであと19本に迫りました。ヤクルトの残り試合は12、年内の到達は微妙ですがたとえ来季に持ち越されようとその価値は下がるものではありません。

達成すれば大学から社会人を経てプロ入りした選手としては初めての快挙であり(落合博満は東洋大中退→東芝府中)捕手としては師匠(?)野村克也に次いで二人目、ポジションの苛酷さを考えれば他の選手以上の重みがあるといえます。ましてや今季は選手会長としての激務をこなしながらの活躍ぶり、立派です。

ところで世間では2000本安打イコール名球会と思われてるようですが
そうではなく、名球会はただの有志の集まりで2000本安打や200勝は入会資格にすぎません。正式名称(?)を昭和名球会というくらいですから昭和生まれだけが対象で、要は金田正一が川上哲治や別所毅彦・杉下茂といった先輩を排除しつつ王貞治や長嶋茂雄を配下において球界の示威団体を作ったということです。
参照:名球会に入れ(ら)なかった男たち

ま、発足の経緯はさておきこの名球会の会員たちが今回の球界の動きに対してどんな行動をとりどれだけの意見を世間に向けて発信したかを考えると情けないとしかいいようがありません。
私が知る限りでは張本勲がレギュラー出演しているTV番組で「選手はいいプレーを見せるのが本分だ」などと寝ぼけたことを言ってたくらいで、対照的に会員ではない落合監督(中日)が現場の人間でありながら古田を激励したことを見ても名球会が無用の長物であることがよくわかります。

聡明な古田のこと、このあたりのことは重々承知してるでしょう。
古田よ、2000本安打を達成して名球会を蹴っ飛ばせ!
posted by jackyhk at 22:48| Comment(3) | TrackBack(2) | 野球戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラバありがとうございます。

ただのサークルなのであまり存在意義をどうこう言う気もないのですが、個人的には、名球会よりマスターズリーグの方がよっぽど存在意義があると思います。

ただ、名球会の中でも、谷沢健一氏などは積極的に球界改革を訴えていることだけは記しておきたいと思います。

蛇足ですが、あのブレザーはどうにかならんものでしょうか?
Posted by tugend at 2004年09月25日 23:29
トラバ、ありがとうございます。
私はアンチG、反体制派なので、過去記事とかを読ませていただいて、いろいろと共感できる部分がありました。実はプロ野球はそれほど詳しくはないのですが、またいろいろと教えてくださいな。
そういえば私のとこのブログからリンクしてある水色桔梗さんが、熱烈なアンチG、ドラゴンズファンです。なかなか鋭い眼力をお持ちですよ^^お時間がありましたらどうぞ。
Posted by phase2 at 2004年09月26日 00:22
野茂投手に対し名球会資格を質問することにすごく違和感があるんです。なんか質問者がメジャーでの積み上げた努力の結果を全く考えていないようで...。日本国内でも2000本安打したらパシリをするとか、そんな世界観に愕然としてしまいます。もっと野球を文化としてその発展に尽くしたいとかそんなことを言えないものかなあと。少年たちの夢を背負う選手たちなのですから。そこから野球文化が始まるはずなので。TBありがとうございました。古田選手にはぜひそんな野球の発展に寄与する活動を期待します。またよろしくお願いします。
Posted by SEABLOG at 2005年02月20日 17:07
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がんばれ!古田敦也
Excerpt: 今回の球団合併騒動で一躍時の人となってしまった、我が愛すべきヤクルトスワローズの
Weblog: 街角倶楽部
Tracked: 2004-09-26 00:24

名球会は価値観のひとつにすぎない
Excerpt:  野茂投手がデビルレイズでの開幕投手の可能性も出てきたようだ。今年はあのダイナミックな投球が楽しめそうでわくわくする。  その野茂投手が現在日米通算196勝。メジャーで118勝だが、日本ではあと4勝..
Weblog: SEABLOGスポーツ
Tracked: 2005-02-20 16:56